格闘技界で知られる「安保三兄弟」の一員として活躍していた安保璃紅さんが、近年話題となっています。元Krushスーパー・フェザー級王者として輝かしい実績を持つ一方で、様々な問題行動により注目を集めているのが現状です。
今回は、安保璃紅さんの病気や逮捕の背景、そして兄弟との関係について調査しました。
安保璃紅のプロフィールと格闘技経歴
安保璃紅(あんぽ・りく)さんは1997年9月9日生まれ、兵庫県姫路市出身の元プロキックボクサーです。幼少期から空手で頭角を現し、若くしてプロの世界へと飛び込みます。
幼少期から格闘技の天才と呼ばれた実力
4歳の頃から極真空手を始めた璃紅さんは、兄2人とともに「安保三兄弟」として関西の空手界で名を馳せました。幼少期から抜群の格闘技センスを発揮し、兄が敗れた試合で優勝するなど、兄弟の中でも特に優勝回数が多かったといいます。
2006年には7歳で第1回国際青少年空手道選手権大会の7歳の部で優勝するなど、早くからその才能を開花させていました。
プロキックボクサーとしての華々しいキャリア
17歳でプロデビューを果たした璃紅さんは、デビューから破竹の8連勝を記録。格闘技イベント「Krush」に参戦し、5戦全勝でレオナ・ペタスを破り、第5代Krushスーパー・フェザー級王者の座に就きました。
しかし2017年10月1日の初防衛戦で郷州征宜さんに敗れ王座を陥落。その後は戦績が伸び悩み、2019年11月の試合を最後にリングから遠ざかることとなりました。
長期ブランクからの復帰と挫折
約3年半のブランクを経て、2023年6月18日に復帰戦を迎えた璃紅さん。しかし、実績的には格下とされる齋藤紘也さんに判定負けを喫し、再び表舞台から姿を消すことになりました。
安保璃紅の病気について
璃紅さんの問題行動には、ある病気が関係していると指摘されています。
双極性障害の診断
璃紅さんは「双極性障害」と診断。この病気は極端に気分が良くなる躁状態と、極端に気分が落ち込むうつ状態を繰り返すのが特徴だとか。
重篤な場合、躁状態では衝動的で極端な行動に出やすくなり、性的に奔放になったり莫大な浪費をしたりすることもあります。一方でうつ状態では自己嫌悪が止まらなくなり、日常生活すらままならない状態になることも少なくありません。
病気の発見経緯
璃紅さんの病気に最初に気がついたのは、兄である安保瑠輝也さんのマネージャー・こうがさんでした。YouTubeチャンネルに登場する璃紅さんを見た視聴者から「顔つきが違う」「表情がおかしい」といった特徴のコメントが寄せられ、こうがさん自身も「顔色が普通じゃない」と判断して病院へ連れて行ったのがきっかけだったそう。
窃盗などの犯罪行為と逮捕の可能性
璃紅さんの問題行動は多岐にわたり、深刻な状況となっています。
兄が公表した事件
2024年2月、兄の安保瑠輝也さんがYouTubeで璃紅さんの犯罪行為を公表しました。
友人からお金を借りても返さない、上京資金として受け取った100万円を使い込む、試合のスポンサー料を返金しない、母親や祖父の家への侵入窃盗、勤務先の建設会社社長からの借金踏み倒し、そして社長宅への侵入窃盗などの問題行為が明らかに。
病気と犯罪行為の関連性
双極性障害の典型的な症状として、躁状態での衝動的で極端な行動があります。璃紅さんが行っていた短絡的な窃盗行為も、この病気の影響による可能性が高いとされています。
ただし、病気であることが犯罪行為を正当化するものではなく、被害を受けた方々への責任は重大です。
兄弟関係と家族の絆
安保三兄弟の家族関係は複雑な状況にあります。
安保瑠輝也との関係
次男で総合格闘家として活躍する安保瑠輝也さんは、璃紅さんの問題行動に長期間悩まされてきました。YouTubeで公表したのも、最後の手段として世間に助けを求める意味合いがあったのでしょう。
瑠輝也さんは厳しい態度を示しつつも、格闘家としての璃紅さんを応援する気持ちも持っています。璃紅さんの格闘技としての才能を高く評価しており、兄として弟を助けたいという思いもありました。
しかし、璃紅さんは瑠輝也さんとの約束を何度も破り、2024年8月には「もう俺も限界」として絶縁を宣言するに至りました。「病気やからって言葉で片付けられるならもう差し伸べる手がない」として、支援を打ち切ることを表明しています。
長男・安保洸輝との関係
長男の安保洸輝さんは現在、大阪の「ALL-WIN GYM」のオーナー兼代表としてトレーナーを務めています。格闘家としては現役を引退していますが、かつては兄弟をサポートしていました。
両親との関係
璃紅さんの父親は「安保兄弟父チャンネル」というYouTubeチャンネルを運営し、三兄弟の過去のエピソードなどを紹介しています。母親については詳しい情報は少ないものの、璃紅さんから窃盗被害を受けても「助けてやれ」と瑠輝也さんに伝えているなど、母親としての愛情は深いようです。
現在の状況と今後の展望
璃紅さんの状況は2024年を通じて激動の一年となりました。
2024年の経緯と再発見
2024年2月に兄・瑠輝也さんによって問題行動が公表された後、璃紅さんは一時的に更生の道を歩み始めました。動画を消してほしいと連絡をしてきた璃紅さんに対し、瑠輝也さんが身元を預かる形で格闘技復帰への道筋をつけたのです。
璃紅さんはBreakingDownへの出場も希望し、瑠輝也さんのジムで一緒に練習を行うなど、一時は更生への兆しが見えていました。しかし、その後も祖父から4万円を騙し取るなどの問題行為を繰り返し、再び行方不明状態となってしまいます。
2024年7月には、璃紅さんが住む部屋の大家から家賃滞納の連絡が瑠輝也さんのもとに入り、ついに接触に成功。話し合いの結果、再度格闘技に真剣に向き合うことで決着がつきました。
格闘技界への復帰
新たな情報によると、璃紅さんは2025年6月に試合にも出場しているようです。これまでの問題行動を乗り越え、格闘技の世界に戻ってきた可能性があります。長期間のブランクや様々な問題を抱えながらも、リングに立つことができたことは、璃紅さんにとって大きな一歩といえるでしょう。
双極性障害という病気を抱えながらの競技復帰は容易ではありませんが、格闘技が璃紅さん自身の薬にもなっているという本人の言葉通り、リングでの活動が治療の一環となっている可能性もあります。
まとめ
安保璃紅さんの事例は、才能ある格闘家が精神的な病気により人生を狂わせてしまった悲劇的なケースといえるでしょう。双極性障害という病気が背景にあるとはいえ、犯罪行為は許されるものではありません。
しかし同時に、適切な治療とサポートがあれば回復の可能性もある病気です。試合出場を果たしたという情報もあり、璃紅さんが自身の問題と向き合いながら格闘技の世界に戻ってきた可能性があります。
家族関係の修復も含め、璃紅さんにはまだ多くの課題が残されていますが、まずは病気と向き合い、被害者の方々への償いを行うことが重要です。格闘技が璃紅さんの更生への道筋となることを期待したいと思います。


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